今回はちょっと変わった場所を紹介します。
韓国人ヤバいよ!1人で作っちゃった!シリーズです。
⇓ ⇓ ⇓ こちらも韓国人、1人で作っちゃったシリーズです。
メミ城(매미성/メミソン)って何?
メミ城について簡単に言うと、韓国の南側のコジェ市の海を一望できる、西洋の遺跡のような雰囲気を醸し出している、要塞のようなお城です。
⇓ ⇓ ⇓ 行った日は曇っていましたが、天気が良いと海のきれいさが際立ちます。


お城と言っても、室内はありません。外のみで、高台と階段と通路から構成されています。
入場料は無料で、メミ城に行くまでの道にはお土産屋さんや食べ物屋さん、カフェが並んでいます。
メミ城の上にも、最近新しく建設されたカフェがあります。
また、メミ城のある海岸は、砂の海岸ではなく、角が削られて丸くなった石からなる珍しい海岸で、観光地でもあります。


スケールの大きい観光地ではありませんが、色々と楽しめる場所なのでおススメです。
一人で建てたお城
このお城の何がすごいかと言うと、ペク・スンサム(백순삼)さんという方が一人で造ったお城なんです。
2003年から造り始め、まだ未完成です。(2025年3月現在)
全体像の写っている写真を撮り忘れたので、韓国のナムウィキから拝借させていただきました。
⇓ ⇓ ⇓ こんなお城です。
1人で作ったとは思えないサイズです。
実際に行ってみると、写真から想像するイメージほどは広くはありません。
そして、気になる安全性ですが、かなり頑丈に作られているように感じます。
ただ、手すりのない場所があるので、よそ見をして歩いていると下に落ちるので気を付けましょう。


メミ城を作った理由
2003年9月、韓国の旧盆の翌日に大きな台風が上陸し、韓国のあちこちで大きな被害を残しました(台風14号『メミ』が残した爪痕 )。
このメミ城を作ったスンサムさんの畑を含め、この地域の農作物はほぼ全滅状態だったようです。
スンサムさんはこのことに怒りを感じましたが、『これも運命なんだろう』と考え直し、二度と同じような被害に遭わないようにと自分一人でコツコツと建てたのが、この要塞のようなお城、メミ城です。
最初はただコンクリートやレンガで固めていただけだったそうですが、外観をきれいにしようと思い、今のお城のような要塞のような形になったそうです。
ひたすら台風に備えるために造ったため、建築基準法に違反している建物だそうです。
その分、作り主のアイデアがふんだんに盛り込まれた、夢と遊び心のあるお城になっています。




設計図も法則性も何もなく、思いついたままに作った感じ満載で、壁の外側に手すりもない狭く急で危険な階段があったりして、悪く言うとめちゃくちゃで、よく言うと遊び心をくすぐる夢のある作りで楽しいです。
さすが建築法は関係なしに自由に作っているだけのことはあります( ´艸`)
現在このメミ城は、スンサムさんが自身の利益のために作っているというよりも、訪れてくれる人達のために作っているといった印象を受けます。
実際に、スンサムさんは建築基準法違反であることから罰金を払い、無料で市に寄付もしています。
スンサムさんは現在はメミ城の管理者という立場ですが、入場料などは取らずに無料開放しています。
未だに未完成のメミ城
現在2025年3月ですが、行ってみると、造り途中なのが一目で分かります。
何故かと言うと、あちこちに道具がそのまま置かれているからです。


台風の被害を避けるために建てたものですが、趣味で作っている建造物のような印象も受けます。
ただ、スンサムさんも若くはないので、通うのも作るのも大変になって来て、現在は作業がなかなか進んでいないようです。
今後どのようになっていくのか、メミ城の完成した姿を見てみたいですね。
メミ城にあるカフェ
メミ城の上にはカフェがあります。
2024年の末ごろにオープンしたらしいです。(たぶん)
私が行った日はメミ城にあるカフェの店内は満席でした。
メミ城の周辺には他にもおしゃれなカフェがたくさんあるので、行ったついでにカフェで海を眺めながらのんびりするのもオススメです。
海がきれいなので、晴れの日は写真の撮りがいがありますよ。
石の海岸
また、メミ城のある付近の海岸は、砂ではなく石の海岸で観光地にもなっているので、ついでに石の海岸を堪能してみてください。
波が寄せて引いていく時に石がぶつかり合う[カラカラ~]という音に癒されます。
メミ城ってどこにあるの?
住所
[メミ城(매미성/メミソン)の住所]
韓国語住所:경남 거제시 장목면 복항길29
英語住所:29 Bokhang-gil, Jangmok-myeon, Geoje-si, Gyeongsangnam-do
[メミ城(매미성/メミソン)の無料駐車場の住所]
韓国語住所:경남 거제시 장목면 사방리832-3
英語住所:832‐3 Bokhang-gil, Jangmok-myeon, Geoje-si, Gyeongsangnam-do
※車で行く場合は、この駐車場を目指して行って下さい。
メミ城まで車では行けません※
駐車場からメミ城までの行き方
駐車場からメミ城までは下り坂で、400m弱の距離です。
駐車場はそれなりに広く、駐車場の真ん中にはトイレがあり、駐車場奥には駐車場を囲むようにお店が並んでいます。
観光客の多い時は整理員の方が誘導してくれるので、分かりやすいと思います。
⇓ ⇓ 写真右手がメミ城行く人用の駐車場。左側は海。
⇓ ⇓ 駐車場の入り口横には看板があります。
[メミ城 330M]この道路を渡って行きます。
上の写真の道路を渡って左に行くと、
⇓ ⇓ こんな場所があります。
このすぐ左側の小道に入って、坂道を道なりに下って行くと、カフェやお土産屋さんなどがあります。
⇓ ⇓ 最近韓国のあちこちで見かける10ウォンパンも販売しています。
⇓ ⇓ 道なりに下って行くと、メミ城に着きます。
行った日は天気が良くなくて、良い写真ではありませんが・・・
無料駐車場とトイレ
メミ城の駐車場にトイレがあります。
メミ城の営業時間
特にないようです。
夜には足元が見えるように、一部にライトが取り付けられています。
でも手すり等がなく危険な場所があちこちにあるので、暗くなってから行く方は気を付けてください。
注意点
メミ城に行くまでの400M弱の道のりは坂道です。
道路から海岸に向かって、舗装された道を降りて行く感じです。
メミ城も階段が多いので、足腰の弱い方は無理をしないようにしてください。
また、訪問する方へのお願いが2点ありました。
①ゴミは持ち帰りましょう。
②海岸の石を持ち帰らないようにしましょう。
⇓ ⇓[石はメミ城に返してください]と注意書きがあります。
おわりに
[ひとりで造った]と聞いた時は驚いたのですが、韓国人ならやりそう…とも思いました。
造ったご本人も周囲の方も、まさかこんな観光地になるとは思ってもいなかったと思います。
行くなら絶対に晴れの日が良いですが、曇っていても楽しいです。
子供達はあちこち遊びまわり、大人たちは写真スポットを探しまわって、訪れた人たち皆が楽しそうでした。
ここをメインに訪れるにはスケールは小さいですが、他を観光するついでに行くにはとてもおすすめの場所です。
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