不思議な国、韓国

韓国に引っ越しました。

日本と韓国の違いー主婦の視点① 韓国の方が安くてゆとりがあります。

今回は日本と韓国の違いを主婦と言う立場の私の視点で書いていこうと思います。

同じ様で結構違います。

※今まで書いた記事と、一部重複する内容もあります。

 

 

はじめに

韓国と日本の違いに関しては、住んでいる地域・環境・立場・家族構成・経済状況等によって違ってくるので、あくまでも主婦としての私個人の立場からの意見をお伝えします。

 

お子さんのいる家庭は、子供を塾に通わせることに必死にならなければ、それなりにゆとりのある生活が出来ると思います。

 

何となくですが、主婦の立場としては、日本よりも自由とゆとりがあると感じます。

学生の立場からすると、勉強地獄で全く余裕がないと思いますが。

 

家計にやさしい韓国

私の勝手な印象ですが、日本よりも韓国の方が色んな面で国民にやさしい金額設定だと感じます。

 

※2025年3月現在:1,000ウォン≒102円※

これは、以前に書いた記事でも少し取り上げたのですが、韓国の方が食品や生活用品の物価は高いです。

でも、食品は日本よりも安いものもあります。

 

それよりも、韓国は生活に必要な費用の出費が少ないのでとても助かります。

 

今回は、日本と比べて韓国の方が比較にならないくらい家計にやさしいものをリストアップします。
(漏れがあるかもしれませんが…)

 

水道・電気・ガス代が安い

水道・電気料金はびっくりするほど安い。

水道代は月平均2万ウォン弱。(2千円くらい)
電気は月7千ウォン位。(7百円くらい)
ガス代は夏は3万ウォン弱(3千円位)、冬はオンドルを使用するので12万ウォン弱(1万2千円位)。



証明書関係が安い or 無料

・住民票や戸籍謄本等、役所で発行してもらう証明書関連は無料、または千ウォン位(100円)のものが多い。

※証明書によっては、子供がいる家庭は無料のものも多くある。

 

高速道路が安すぎる

高速道路費が安すぎる。旧正月や旧盆の時は、無料開放される。
とにかく安いので、車で遠出しやすい。

【例えば】仁川空港→釜山の金海空港まで約400kmくらい高速道路で移動しても、3千円位です。3万円じゃありません。3千円です。

気楽に高速道路を利用できます。

 

病院は初診料なし & 安い

病院の初診料なし

・診察して、何かしら処置をしても5千ウォン代。
怪我して2針縫った時は8千5百ウォン位。

・処方される薬も安い。鼻炎で4日分(朝昼晩)の薬を処方され、2,800ウォン(3百円位)。



昼食代は無料 & 夕飯も無料

職場も学校もお昼ご飯は無料で提供

・職場にもよりますが、残業時の夕飯も無料で提供してくれます。

 

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韓国での子供達の世話について

これは即答できます。

「韓国の方が楽!」です。

小学生のお子さんがいる共働きで仕事をしている保護者の方であれば尚更、韓国の小学校がどれほど保護者への負担が少ないかを感じると思います。

小学校

保護者の負担が少なすぎて楽

理由はありすぎて挙げ切れるか分かりませんが、まずは小学校関連の雑用的な仕事は日本とは比較にならないくらいありません。

子供が学生の間は日本には絶対に引っ越したくないと思ってしまうくらい楽です。

何が楽か簡単に言うと・・・・・・

多分ほとんどの保護者の方が面倒だと思っている作業が韓国の小学校ではありません。

・体操着等もないし、準備物自体が少ないので、週末の洗濯物と週初めの荷物が増えたりしない。

・置き勉は当たり前。授業で必要な物を買わされることはなく学校で配布してくれることもあったり、各自で購入するか家にあるものを持って行けばOK。

・連絡のプリントを持ってくることはほとんどなく、お知らせは全てアプリで完結です。また、イベント等の参加不参加や必要不必要の回答もアプリで連絡・回答。

PTAなし。クラスに一人だけ代表を決めるのみ。

・学校は各自登校するので、集合時間を気にしなくて済む。学校が近ければ、登校時間15分前に起きても間に合う。(登校時間は朝8:40、9:00から授業開始)

・その他いろいろ。

詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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放課後授業

学校の授業が終わった後のいわゆる放課後には、学校内で外部の先生が来て塾のような授業をしてくれます。

これは有料ですが安価で、希望者のみ参加です。

スケジュールは自分で組んで、都合のいい曜日と時間に開催されている授業に毎月申請します。生徒数の多い学校は抽選から漏れてしまうこともありますが、人数の少ない学校だと抽選になることはほぼなく、希望通りの授業を受けられます。

これが、放課後に校内で行われるので、子供たちが自分で教室を移動して授業に参加します。

1日に2~3個の授業を受けてくる時は、帰宅時間が16:00過ぎになります。

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塾の送迎はしなくても大丈夫

まず塾の送り迎えですが、ある程度の人口がある場所であれば、塾が密集しているのと、学校の近くにあらゆる塾が沢山あるので、子供たちが一人で通えるし、自分たちで塾のはしごが出来ます。

日本から引っ越してきた時は「なんて危険な・・・」と思っていました。

が、塾が集まってある場所にはお店もあるし、人の往来が多いのと、友達と一緒に塾に行ったりするので、安心です。

そして大きな塾になると、ちょっと離れたところまで塾のバスが巡回してくれ、決められた場所で待っていると生徒を拾って塾まで連れて行ってくれ、終わったら送ってくれます。

塾の月謝が高い

韓国は塾の月謝が高いです。

英語や算数などの塾は1科目小学生だと20万ウォン位~で、年齢が上がるにつれて金額も上がり、中学になると1教科40万ウォン位します。

特別クラスだと、数百万ウォンする場合もあります。

 

ただし、習い事に関しては、通う日数で割ると安い場合もあります。

以下、韓国の私の住んでいる地域の塾の月謝です。(私が知っているもののみ)

・格闘技系:週3で14万ウォン

・ピアノ:平日毎日通って13万ウォン(回数で割ると安い)

・英語:週3で25万ウォン~(高校生になると50万ウォン位らしい)

・スイミング:市で管理している施設で毎日通って5万ウォン(5千円位)。うちは割引になり2万5千ウォン(2千5百円位)。

 

 

その他の違い

主婦はスーパーによく行きますよね。

韓国は会計時がとても忙しいです。

理由は、日本のように会計後のカゴがないからです。

韓国の多くのスーパーは流れ作業的にバーコード横見込んだ商品をそのままバンバン横に流していきます。

バーコード読み込み済の商品たちを自分で袋に入れていきます。

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商品を袋に入れている途中で会計
(この時点ですでにアタフタ💦)

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会計が済んだら、クレジットカードまたは現金をお財布にしまう。

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店員さんは次の人の購入商品のバーコードをピッピッと読み込んで、まだ袋に入れていない自分の商品のある場所に、次の人の商品が次々と置かれていく。(アタフタ💦アタフタ💦)

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入れるのが遅いと、次の次の人の商品まで読み取りが済んで同じ場所に置かれていくので、混雑する。(アタフタ💦アタフタ💦アタフタ💦)

 

慌てますよね。
もう慣れましたが。。。

以前、主人が次の人の購入した商品を間違えて持ってきたことがありました。

よくトラブルやクレームが来ないなぁと感心します。

 

カフェがたくさんある

韓国はあちこちにカフェがあって良いです。

おしゃれなカフェ巡りも楽しいです。

 

韓国ではカフェの隣に違うカフェがオープンすることは普通です。

人の往来の多い場所やオフィス街は特に多いですが、ものすごい田舎道にいきなりおしゃれなカフェがあったりもします。

 

そして私は、週1回カフェでコーヒーとケーキでほっと一息つけるだけのちょっとした時間と経済的な余裕があることに、何よりも幸せを感じます。

日本に居た時は、税金が多いし、色んな所でお金がかかるしで、本当に生殺し状態で希望を持てませんでした。その上、主人の体も限界だったので韓国に移住しました。
韓国は経済的に大変な状況だとよく言われますが、私の周囲のことしか分かりませんが、体感としては日本の家庭よりも経済的にゆとりもある家庭の方が多い気がします。豊かではなくても、カフェでケーキを食べながらコーヒーを飲んだり、外食したりする余裕のある人が多いです。
今後、どうなっていくかは分かりませんが。。。
困窮してきたら、またその事を記事にします。

 

スイーツの種類が少ないし味が…

甘党の私にとってはとても悲しいことなのですが、スイーツは韓国より日本の方が断然に美味しいです。

私は生クリームが好きなのですが、韓国の生クリームがもったりしていて脂っぽく重い感じなのがちょっと残念です。

生クリームと思いきや[ミルククリーム]と書いてあることが結構あって、食べてみると[ミルクスプレッド]という名前が相応しいと感じてしまいます。
(私の個人的な見解です。)

韓国は10年前に比べると、お菓子類も美味しくなったし、ケーキもだいぶましになりましたが、韓国の生クリームは脂っこくて胃もたれします。

 

 

出前の種類が豊富すぎる

料理をするのが苦手な主婦にとっては、毎日の夕飯準備が拷問のように感じることがあります。

疲れているのに、苦手なことをする苦痛さ…

韓国は、ありとあらゆる外食の出前が可能なので、「もう本当に無理!」と言う時は、横になりながらスマホで夕飯メニューを探し、ポチっと注文して終わりです。

金額はちょっと高めになりますが、それでもたまにはこうやって夕飯準備から逃げることが出来るので頑張れます。

 

おわりに

2025年3月現在、韓国は経済的に危ないと言われていますが、家計が大変な家庭もある一方、今まで通り普通に生活している家庭も多いです。

韓国人は日本人よりも海外旅行によく行っているので、あまり大変さを感じません。

海外旅行をするだけのゆとりはあるようです。

これからどうなって行くか分かりませんが、私の視点から見ると、今のところは日本人よりも韓国人の方がゆとりをもって生活できているように感じます。

 

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