不思議な国、韓国

韓国に引っ越しました。

日本と韓国の違いー学校編②親の立場からすると、韓国の小学校がストレスフリー過ぎて日本には戻れない。。

小学生の子供を連れて韓国に引っ越しましたが、一番楽だったことが小学校関連のことです。

[日本と韓国の違いー学校編①]とも関連ある内容があるので、あわせてご覧ください
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韓国の小学校が楽な理由

〇親視点〇

①袋での集金なし。

②給食費無料、必需品は無料配布

③毎日の荷物が少ない

④お知らせはアプリでする

⑤放課後に塾みたいな選択授業がある

⑥学校の敷地に入ったらアプリでお知らせが来る

⑦登下校は個人で。班ではしない

⑧PTAがない

⑨週末の洗濯物が増えない

〇子供視点〇

①登下校の荷物が軽すぎる

②掃除をしない

③放課後に選択制の授業があり好きなことを学べる

④班で登下校しない

⑤学校でゲームする日がある

 

韓国の方が楽な理由[親視点]

以下、上記の内容を具体的に記述していきます。

親が楽な理由①:集金は銀行引き落とし

韓国では袋での集金はありません。銀行引き落としです。

韓国はデジタル化が進んでいるので、現金でやり取りが日本より圧倒的に少ないです。

給食は無料なので、学校で必要な費用を集金すること自体あまりないのですが、もしある場合には、銀行引き落としになります。

『スクールバンキング』というシステムがあって、指定された銀行口座を開設し、そこから直接引き落とされます。

※韓国のデジタル化についてはこちらの記事をご覧ください。
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親が楽な理由②:給食費無料、必需品は無料配布

給食は無農薬の上、無料です。これは学校によって違うかもしれませんが、うちの子供たちが通っている小学校は三角定規、コンパス、リコーダー、習字道具等を無料で配布してくれます。

経済的にも楽なのですが、毎月のように銀行残高を確認したり、学校で使う物を買いに行って準備したりと気を使うようなことがないので楽です。

親が楽な理由③:荷物が少ない

【学校の荷物が少ない=親が気を遣うことが少ない】となります。

具体的に言うと、以下のものは韓国では準備する必要がありません。

シューズ(上履き)袋:家にあるビニール袋で良い。なんなら手に持って行ってもOK。シューズ週末ごとに持って帰ってこない(汚い)。

体育館シューズき:なし

給食用品:給食室に移動して食べるのでナフキンとかいらない。配膳もしないので、かっぽう着もいらない。

体操着類:私服のまま体育をするので、体操着はありません。当然体操着袋もゼッケンも必要なし。

ぞうきん:いらない。生徒は掃除をしない。

算数セット:なし

👆これらがないだけでどれだけ楽なのか、お子さんをお持ちの保護者の方はよく分かると思います。

最近はネットで何でも販売しているので、こういうのを利用してストレスを減らしましょう。

親が楽な理由④:お知らせはプリントではなくアプリで

持ち物や連絡事項はアプリでお知らせが来ます。韓国では学校かがプリントが来ることは滅多にありません。

学年の始めだけ保護者のサインが必要な書類等を数枚配布されます。毎年同じ内容なのに、住所や色んな情報を何度もたくさん書き込んだりする作業もありません。

スマホが手元にあれば外に居てもスケジュールや持ち物の確認できます。

 

親が楽な理由⑤:放課後授業がある

学校の授業が終わった後の放課後に、学校内で有料の選択制の授業があります。外部で塾に行くよりも安いので、子供が興味のあるものはとりあえず習わせることが出来ます。校内に放課後授業専用の教室がありそこで授業をするので、親が連れて行く必要がない。午後4:20まで放課後授業で学校に居ることがあるので、親の自由時間が増えるのもありがたいです。

放課後授業にはどんな授業があるかと言うと、ぱそこん・プログラミング・電子ロボット作り・そろばん・料理・歴史・算数・英語・ダンス・リズム縄跳び・美術・ギター・ピアノなどなど、あげると切りがありません開催されている放課後授業は学校によって違いますが、子供たちは習いたいものがあると、放課後に指定された教室に行って学びます。コンピューターは毎回のタイピング練習とエクセルやパワーポイントなどを段階的に習い、検定試験を受けて級を取ったりもします。小2の娘はパソコン苦手なのに、それでもキーボードを見ずにそれなりのスピードでハングルを入力できるようになりました。

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親が楽な理由⑥:学校の敷地に入ったらアプリでお知らせが来る

楽と言うか、安心です。子供に必要情報登録済のキーホルダーを持たせるのですが、それを持っていると、学校に入った時は「登校しました」、学校の敷地から出たら「下校しました」と連絡が来ます。

 

親が楽な理由⑦:班で登下校しない

朝の登校班の集合時間を気にして「早く、早く」と急き立てなくて済みます。

寝坊しても、学校に連絡入れるだけです。
うちの子供達の小学校は登校時間が8:40。しかも家から教室まで10分未満なので寝坊して遅刻することはありませんが、子供たちが遅く起きても私がのんびり構えていられます。

 

親が楽な理由⑧:PTAがない

日本のPTAって必要なの?と思ってしまうくらいです。たまに手伝いで学校に行くとかはあるらしいのですが、韓国に引っ越してきて1年半、私はまだ手伝いに行ったことが一度もありません。

 

親が楽な理由⑨:週末の洗濯物が増えない

体操着等ないので、週末だからと言って洗濯物は増えません。

上履きも週末ごとに持ち帰らないので、気を遣わずに済む。

 

韓国の方が楽な理由[子供視点]

子供が楽な理由①:登下校時の荷物が少ないし軽い

毎日の朝の持ち物は水筒と筆箱だけです。あとは必要に応じて本やペン等を持って行きます。

教科書やノートは持って帰ってこないので、何の勉強をしているのかが分からない(・・?

週明けでも週末でも荷物は平日と同じです。シューズはひどいと学期に一度だけ持ち帰ってきますが、真っ黒で汚い💦

 

子供が楽な理由②:掃除は自分の机の周りだけ

日本みたいに徒が学校の掃除をすることはありません。掃除するのは自分の机の周囲だけです。

息子は小3の時に「学校が汚い」と言っていました。自分で掃除しないからきれいに使おうとしないのかな?

良いこととは言えませんが、子供達からしたら楽。

 

子供が楽な理由③:放課後授業がある

親の楽な理由でもありますが、子供にとっても学校終わったらそのまま放課後授業用の教室に行って授業を受けらるので楽なようです。

また、自分の好きなことに挑戦できるのが良いみたいです。

うちの子供達は、本当に色々選択しまくりました。やりたいものは全部やって、今は小4息子はコンピューターと生命科学。小2娘はコンピューターと生命科学と美術をやっています。

小2娘は友達と一緒にコンピューターの授業を選択して、学校が終わったら一緒に行って学んでいますが、楽しいのでやる気も出るみたいです。

 

子供が楽な理由④:班で登下校しない

これは親にとっても楽ですね。

朝から親に急き立てられなくて済む。友達と約束して一緒に登校できる。友達と約束していると、自分で時間を見て準備してちゃんと出ていきます。

登校途中に友達と偶然会って、話しながら登校するのも楽しいらしい。

登校時間(8:40)までに登校すればいいので、ゆっくり起きても大丈夫。そしてたまにはギリギリ8時過ぎまで寝てバタバタ走って登校。登校時間を過ぎても、授業開始の9:00までに教室に居れば全く問題なし。遅刻しても怒られない。

下校してそのまま友達と遊べる。買い食いできる(一応禁止になっていますが、みんなしている)。

 

子供が楽な理由⑤:学校で遊ぶ日があったり、ゲームする日がある

先生にもよりますが、授業は簡単に教えるだけなので授業時間が余るんですね。そんな時には、ほぼみんなスマホを持っているので、みんなでスマホゲームをします。子供達大喜び!!( ´艸`)

 

最後に

日本より韓国の小学校の方が親の負担が少ないので、ストレス少ないです

ただ、韓国では学歴で人の上下を決める人が多くいるため、どうしても教育熱心にならざるを得ない親御さんが多いので、塾に通わせるために共働きをする方もたくさんいます。

塾の費用は、日本よりもたぶん高いです。
国語・数学・英語の3つに通ったら100万ウォン位です。いい塾だと、もっと高い。

子供も勉強地獄になっていく・・・

なので韓国の学校が良いとは一概に言い切れませんが、単純に小学校から受ける親のストレスは韓国ではほぼありません。

子供の塾事情については、もう少し情報を得てから記事にします。