不思議な国、韓国

韓国に引っ越しました。

日本と韓国の違いー学校編③韓国の放課後授業について。小学校では放課後に塾のような選択制の授業がある。

うちの子供が小学生の為、ここでは韓国の小学校の生活を中心にお伝えしていきます。

補足しておくと、放課後授業は中学校でもあるようです。

今回の内容は、以前に書いた記事の[親が楽な理由⑤]の内容を具体的に記述したものです。⇓ ⇓

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はじめに

韓国に来て「これは良い!」と思ったのが、小学校の放課後にある選択制の塾のような有料の授業、放課後授業(방가후 수업/バンガフ スオプ)と言われているものです。選択制なので、放課後授業を受けないで帰宅してもOKです。

日本にはない制度なので、詳しく説明していきます。

親の自由時間が増えるし、安く受講できるし、最高です。

一斉下校をしない韓国だから出来る内容なのかもしれませんが。

 

放課後授業(방가후 수업/バンガフ スオプ)って何?

名前の通り、学校の授業が終わった後の放課後にある授業です。

[授業]というよりは[習い事]のイメージに近いです。放課後授業の先生は外部の方で、学校の先生は担当しません。

種類は、英語など勉強系のものもあれば、ピアノやギター・ロボット作りなどの趣味系、バドミントン等の運動系もあります。

料金も比較的安価です。

子供が関心を持って選択することもあれば、塾代わりに英語や算数に通っている(通わされている)子もいます。

とにかく色んな授業があるので、うちの子供たちは好きな授業を選んで、曜日と時間帯が重ならないようにうまくスケジュールを組んで参加しています。
こうやって
⇓ ⇓ ⇓

スケジュールが合うようなら、何個受講しても構いません。

放課後授業が終わった後は、各自帰宅です。改めて集まって何かをすることはありません。

どんな授業があるの?

学校によって開催されている放課後授業は違いますが、私が知っているのは以下の授業です。

〇英語 〇算数 〇科学 〇漢字 〇歴史 〇美術 〇工作 〇生物科学 〇パソコン 〇プログラミング 〇そろばん 〇ダンス 〇バドミントン 〇リズム縄跳び 〇電気ロボット作り 〇囲碁 〇ギター 〇ウクレレ 〇ピアノ 〇料理 〇中国語 〇日本語 などなど

学校にどんな先生が来てくれるかによって違いがあるので、ここにない放課後授業もたくさんあると思います。

授業の開催日はまちまちで、週1日~週5日です。

 

時間帯は?

授業は学校が終わった後の10分後からスケジュールが組まれています。

13:40(または13:00)から16:10迄の時間で一日3回・4回開講されるので、参加できる時間帯を選びます。

基本的には1回40分授業ですが、授業によっては1回2コマ分の時間(80分)を使って行うものもあります。

複数の放課後授業を受講している場合には、一つ目の放課後授業が終わったら、自分で次の放課後授業の教室に移動して受講します。

 

申請方法は?

①学校からスケジュールが届く:毎月月末になると学校のお知らせアプリで放課後授業のスケジュールが配信される。

②参加したい授業を各家庭で決めて期日までに申し込む:スケジュールには来月の授業と時間帯・使用する教室・金額・担当の先生の名前と携帯電話の番号が記載されているので、希望する授業がある場合には担当の先生に直接メッセージか電話をして申し込む。
※申し込みの際は、その授業に参加する子供の名前・学年・クラス・番号・参加する時間帯を伝える。

③先生から『受理しました』の連絡が来る。

④当日の放課後、指定された教室に行って受講する。

 

希望通りに参加できるの?

授業ごとに制限人数が決まっているので、それを超えると抽選になるらしいです。うちの子供たちの小学校は人数が少ないので人数を超えることはなく、ほぼ希望通りに参加できています。

逆に、人数が集まらないと開催されないらしいです。

 

どこで放課後授業をするの?

どこの学校にも学校内に放課後授業用の教室が複数あります。

毎日開催される授業もあれば、週1回、週2回の授業もあるので、放課後授業用の教室はいくつかの授業で共有しています。

うちの子供の小学校では[放課後①][放課後②]・・・と教室に名前が付いています。

例えば、美術は火曜日と木曜日、生命科学は月曜日のみなので、美術と生命科学の放課後授業は[放課後①]の教室を共有しています。

 

授業の内容を少しだけ詳しく説明

ここではうちの子供たちが受講している(受講していた)授業についてお伝えします。

(参考:1万ウォン≒1100円位/2024年3月現在)

コンピューター(パソコン)

●週2~週4回(何回参加するかを選択)

●金額:2万ウォン~4万3千ウォン位(その都度、別途教材費1万ウォン~)

●内容:開始時に必ずタイピング練習をする。最初はハングルのタイピング、早くなってきたら英語のタイピングも。授業自体はレベル別に実施。初級は授業形式だが、出来るようになってくるとテキストを中心に各自で進めていく。パワーポント・エクセル・ワードのテキストが終わったら、各自で外部に試験を受けに行く。

●感想:パソコンの基本操作が出来るようになるのでGOOD。コンピューターが苦手と言っている小2娘も手元を見ないタッチタイピングが出来るようになり、今は英語のタイピング練習もしている。友達と一緒にやっているので続いている状態だが、今後役に立つスキルが身に付くのでありがたい。
息子はタッチタイピングがだいぶ早くなった。今やっているエクセルのテキストが終わったら資格試験を受けに行くらしい。

生命科学

●週1回

●金額:2万ウォン位(別途教材費1万ウォン強/毎月)

●内容:とにかく色々な生物について学ぶだけでなく、先生が実際に持って来てくれるので、触って観察し、時には家に持ち帰ってきたりもする
ハリネズミやサソリについて学んだときは、軍手をして触ったり見たりしたらしい。『えっ!サソリ?!危ない…』って思ったのですが毒は強くないらしく、逃げ出したサソリを先生は掴んで容器に戻していたらしい。

持ち帰ってきたもので、今の家にいるコレクションがこちら。⇓ ⇓ ⇓

インコももらってきました( ´艸`)他にもアリの巣観察セットとか、すごい高値で販売しているキノコ(名前は忘れました)の菌種を虫の死骸にくっつけて持ち帰り、数日後にきのこが出て来ましたが、キノコの姿も虫も鳥肌が立つくらい気持ち悪かったので、キノコが生えてきたのを観察したら捨てちゃいました。。とにかく色々あります。

生物だけでなく、天然シャンプーやハンドクリーム、静電気防止スプレーを作って持ち帰ってきたこともありました。

ハリネズミがテーマで学んだこともあったのですが、それ以降「ハリネズミを飼いたい」と子供にせがまれます。世話をするのは私なので飼いませんが、とても楽しそう。

●感想:生物が好きな子にとってはとても楽しい。持ち帰ってくるものが多いが、邪魔とは感じない生物たちなので問題なし。

美術

●週2回

●金額:3万ウォン位(準備物が色々あるので、多少の初期費用がかかる)

●内容:工作みたいな作品を作ることを多くする先生もいれば、絵をよく描かせる先生もいる。先生によって教えるものやが少し違う。

●感想:本格的に学びたい子は外部の塾が良いけど、絵が好きな子や、今よりも上手に書けるようになりたい子には充分な内容。
こんな作品を作ってきたこともあります。
 ⇓  ⇓ 手のひらを広げたくらいのサイズです。

料理

●週1回

●金額:2万ウォン位(別途材料費2万ウォン/毎月)

●内容:おやつやご飯系など色々作る。下準備されたものを先生が持ってきて、子供たちは形を作ったり、炒めたり焼いたりするだけ

●感想:楽しいし、美味しいし、長期休みの時はチャーハンやキンパなどお昼ご飯になる物を作ってくるのでありがたい。新しいレシピも知れて親としてもありがたい。
ただし、料理を学べるわけではないのがちょっと残念。料理は家で教えた方が良い。

リズム縄跳び

●週2回

●金額:3万ウォン位

●内容:音楽に合わせて縄跳びを飛ぶ。

●感想:「友達がやっているからやりたい」と言われて行かせた。これに関しては、本当に何も感想がないです💦ちょっとだけ縄跳びが上手になったかな。ダイエットのためにやっている子もいました。

英語

●週5回

●金額:5万ウォン弱(別途教材費1万6千ウォン/毎月)

●内容:英語のテキストとワークブックを中心にする。英会話よりも文法の勉強の要素が強いかな。

●感想:ほぼできない子でも2か月くらいやっていると聞き取れるようになってくるから不思議(子供はすごいです)。塾の軽いバージョンといった感じ。宿題も少し出されることがある。ただし全体で進めていくので、やらない子やできない子は置いていかれるだろうし、何をやっているか分からないでただやっている子もいると思います。

 

工作

●週1回(80分)

●金額:3万ウォン弱(別途教材費8千ウォン/毎月)

●内容:紙粘土や折り紙、時計、おもちゃみたいな物など色々作品をつくってくる。

●感想:工作系の好きな子供は楽しい。難点は家に作品が増えること。うちは夏休みに子供が2人ともやりたがったので行かせましたが、毎週のように物が増えて、それに困って自ら「来月からはやらない」と言ってきた。

 

長期休みの期間も放課後授業はあるの?

夏休みでも冬休みでも春休みでも放課後授業はあります。

学校の授業がないので、放課後授業は放課後ではなく朝から始まり、お昼頃には終わります。

うちの子供たちの去年の夏休みのスケジュールはこんな感じでした⇓ ⇓

休みなのに学校に行ってくれるので、私はその間に一息付けます。

放課後授業を受講しない子達もいますが、うちは子供たちがやりたいと言ったものに関してはやらせています。

授業料は安いはずなのに、あれこれやるから高いなーなんて思いましたが、さすがに色々やりまくると自分でやりたいものが分かってくるみたいです。今は小4息子はコンピューターと生命科学(合計8万ウォン位)、小2娘はコンピューター、生命科学、美術(合計11万ウォン位)で落ち着いています。

これだけでも外部の塾に通わせたらかなりの出費になるので助かります。そして日本の習い事だったら送り迎えがあるので保護者が大変ですが、学校で開講しているので私のすることは申し込みをするだけです。面倒なことはありません。

 

放課後授業の持ち物は?

テキストや教材等は教室内の決められた場所に置いておくので、持ち物はありません。

放課後授業に限らず、韓国の学校は授業の教科書・ノートも持ち歩かないので、忘れ物をすることもないし、荷物は軽いです。

 

支払い方法は?

スクールバンキングと言って、学校関連の事に支払うお金は毎月決まった日に指定された銀行から引き落としになります。なので、支払期限までにその銀行口座にお金を入金しておけば大丈夫です。

うちは毎月入金が面倒なのと忘れそうなので、50万ウォンを一度に入金しています。

 

放課後授業を受講しない子達の放課後の過ごし方は?

・学童保育に行く

・塾に行く

・遊ぶ

共働きの親御さんのために学童保育はあるし、塾通いが多い子は塾に行きます。

帰宅してから塾に行く子も居れば、学校終わってそのまま塾に行く子もいるみたいです。そのまま塾に直行するって、学校の荷物が少ない上、学校・家・塾が近から出来ることですよね。韓国は塾通いが当たり前なので、あちこちに塾があります。そのため、子供たちは自分で歩いて通っています。ちょっと遠いところにある塾に通っている場合には、塾の専用車両(バス)が巡回しているので、それに乗って通います。

また、塾に行かない子達は公園で遊んでいたり、家でゲームしたりと好きなことをしているようです。うちの子は何もない日は友達と下校してうちに来て遊んでいることもあります。

塾に通って、塾の宿題が多い子達がいるためか、学校の宿題はほとんどありません(学校によるかもしれませんが)。

余談ですが、長期休みでさえも教科書・ノートは持ち帰ってきません。持ち帰ってくるのはその教科書を使い終わった時ですね。

 

おわりに

韓国の放課後授業の様子が少しお分かりいただけましたでしょうか?

日本にないシステムなので、ちょっと分かりにくいと思ったので具体的に書いてみました。

コンピューターに関しては資格を取れるので、頑張って撮りまくっている子もいます。小学生なのにタッチタイピングがものすごい早い子もいたり、高度なことをやっている子もいたりして、とても驚かされます。

とにかく、学校が終わったらそのまま学校内で授業をやってくれるのがとてもありがたいです。算数や英語は親に言われて無理矢理に通わされている子もいますが、友達がいたりしたらやる気になってくれることもあるようです。

韓国に来たばかりの頃は『この放課後授業は誰が考えたんだろう?』と思っていました。本当にありがた過ぎて素晴らしい✨

日本もこういうシステムがあったら良かったんですけどね。一斉下校をするから無理かな?

塾に関しても日本とは違うので、今度は韓国の塾事情について記事にしたいと思います。

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